豆知識⛄【寒さに強くなる!】冬の体づくり「寒冷順化」とは❓

ダイエット

冬になると体が冷えて動くのがつらくなったり、風邪をひきやすくなったりしませんか?
実はその原因の一つが、「寒さになれていない体」にあります。
そんな冬の弱った体を元気にしてくれるのが、今回紹介する「寒冷順化(かんれいじゅんか)」です。

「寒冷順化」とは?

「寒冷順化」とは、寒い環境に少しづつ体を慣らしていくことを意味します。
体温を一定に保つために起こる自然な適応反応のひとつです。

体は繰り返し寒さにさらされることで、次のような変化を起こします。

・末端の血流が良くなり、手足が冷えにくくなる。
・代謝が高まり、エネルギーを多く使うようになる。
・脂肪燃焼を促す「褐色脂肪細胞」が活性化する。
※褐色脂肪細胞とは、体内で熱を作り出す働きを持つ特別な脂肪細胞のことです。
・寒さストレスに強くなり、風邪をひきにくくなる。

つまり、寒冷順化=冬に強い健康な体をつくる自然のトレーニングなんです。

寒冷順化で得られる4つの効果

①冷え性の改善

血管の収縮・拡張機能が鍛えられ、末端(手足)まで温かくなる体質に。

②代謝アップ・ダイエット効果

寒さを感じることで体は「熱を作ろう」とするため、基礎代謝が上昇します。
冬に痩せやすくなる人は、実は寒冷順化が自然にできているタイプなのです。

③免疫力の向上

体温が上がる事で免疫細胞が活性化。
ウィルスが増えにくい環境を作り、風邪やインフルエンザ予防にも役立ちます。

④メンタルの安定

寒さによる軽いストレス刺激が、脳内ホルモン(エンドルフィン)を分泌させ
気分をリフレッシュしてくれます。

今日からできる寒冷順化の方法

①朝の外気にあたる

朝起きたらカーテンを開けて、1~2分外気を浴びる。
軽く深呼吸するだけでも体が「寒さ」を感じて慣れ始めます。

②毎日の軽運動

ウォーキングやストレッチなどで体を動かして血流を促進。
運動は代謝を高め、寒冷順化を助けます。

③お風呂で”温冷交代”

湯船にゆっくり浸かったあと、最後に10~20秒ほど冷水シャワーを
足元や手首に当てます。
冷水で血管が収縮、再び温まる時に拡張、血流が強化されます。
注)心臓や血圧に不安があるかたは控えめに!

④厚着しすぎない

常に暖かい環境にいると、体の温度調節機能が弱まります。
室内温度を20℃前後に保ち、少し肌寒い程度をキープすると効果的です。

寒冷順化の期間と注意点

効果が出るまで:1~2週間ほど
・続けないと失われる:暖房に頼りすぎると数日でリセットされてしまう。

無理せず「少し寒いけど大丈夫」くらいの刺激を続けるのがコツ。
急激な冷水浴や薄着は体調を崩す原因になるので注意しましょう。

まとめ:冬こそ”寒さに慣れる力”を育てよう

寒冷順化は、寒さに強くなるだけでなく、代謝・免疫・血流・メンタルまですべてを整える冬の自然健康法です。

暖房に頼りすぎず、外の空気を感じ、体をすこしづつ慣らしていくことで、冬もポカポカ元気に過ごせる体を作りましょう。

無理せず、冬を体で感じ、楽しみましょう。

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